11月27日(月)、東洋インキ株式会社(東京都中央区)・相川鉄工株式会社(静岡県静岡市)との共同開発契約に関する調印式が東洋インキ株式会社で行われました。
それぞれが保有する素材、機械およびプロセス等技術を用いた、より高品質なプラスチックリサイクルを実現するための洗浄・脱墨・異材質分離・再生等のプロセスや生産機等の開発を目的として「共同開発契約」を締結いたしました。
【調印式】
1.開催日 2023年11月27日(月)
2.開催場所 東洋インキ株式会社 本社
3.調印者
東洋インキ株式会社 代表取締役社長 柳 正 人
相川鉄工株式会社 代表取締役社長 濁 澤 光 宏
萩原工業株式会社 代表取締役社長 浅 野 和 志
4.概要
・東洋インキグループでは、2019年に脱墨用コーティング剤および剥離用ラミネート接着剤を開発、その後富士製造所内にリサイクルのパイロット設備を稼働させるなど、複層フィルムの軟包装材を始めとするプラスチックのマテリアルリサイクルの実用化に向けた検証を行っている。化学的知見に基づき脱墨・剥離用の素材開発を発展させるとともに、パイロットプラントでの実証データを活用することでリサイクル機器およびプロセスの改良・最適化に貢献する。
・相川鉄工は、製紙業界で培ったリサイクルファイナー(叩解装置)や古紙の脱墨などのノウハウを活かしてプラスチックの洗浄、異材質分離、脱墨のための技術および装置の開発を進める。
・萩原工業は、ブルーシートの水平リサイクルで培った高度濾過、調質・改質技術等のノウハウと再生ペレット製造装置のエンジニアリング技術に基づいて装置やプロセスの改良・最適化を進める。
3社はこうした取り組みにより、2025年、洗浄・脱墨・異材質分離・再生等のリサイクルシステムをワンパッケージとしてマーケットに提供することを目指してまいります。
当社は、パートナーの皆さまとさまざまな形で協業しリサイクルのシステムを構築することで、使用済みプラスチックの再資源化を推進し、持続可能な社会の実現に向け循環型社会の実現に貢献してまいります。
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