萩原工業グループ
エネルギーの使用の
合理化に関する取組方針
Policy 01
年間エネルギー削減目標を設定し、
グループ全体で取り組みます。
Policy 02
新規の機械・装置導入の際は、
エネルギー消費の少ない機種の導入に努めます。
萩原工業株式会社
萩原工業グループの環境経営
「脱炭素」/「循環経済」/
「分散・自然共生」
萩原工業グループは、環境に配慮した製品・技術・サービス・企業活動を通じ、社会の持続可能な発展に貢献するべく、「脱炭素」、「循環経済」、「分散・自然共生」という多角的な切り口によるアプローチでSDGsにも取り組んでまいります。
❶脱炭素
2050年カーボンニュートラルの実現、新たな2030年度の削減目標の達成に向けて、環境負荷を軽減し、脱炭素化を目指します。
❷循環経済
プラスチック資源循環を促進し、「循環経済(サーキュラーエコノミー)」への移行の促進を目指します。
❸分散・自然共生
自然共生、レジリエントな社会・地域づくりに向けて、気候変動対策と防災・減災対策の効果的な連携を目指します。
環境経営の取り組み
環境経営 目標 2025
私たちは、環境経営を推進するサステナブル企業として、1.気候変動への対応、2.循環経済への対応、3.環境に配慮した製品の開発、4. 防災・減災対策にメーカー(つくる責任)として取り組みます。
※(2023年10月期から2025年10月期までの3カ年中期経営計画の期間中)
取り組みの実績や進捗については、
最新のHAGIHARA REPORTをご覧ください。
水平リサイクルプロジェクト
「Re VALUE+(リバリュープラス)」とは、萩原工業とJ&T環境株式会社が提携して取り組む、使用済みブルーシートを回収し、新たなブルーシートを製造する水平リサイクルプロジェクトです。
現在、廃ブルーシートの多くは焼却処分され、一部は再生ペレットにリサイクルされていますが、品質の問題からカスケードリサイクルに留まっています。そこで昨今、水平リサイクルへの関心が高まっています。
国産ブルーシート製造大手の萩原工業と、廃棄物の回収ネットワークとリサイクル技術を有するJ&T環境は、ブルーシートの循環スキームを段階的に構築し、廃ブルーシート年間5000トンを「Re VALUE+」の対象として回収、リサイクルすることを目標としています。
ブルーシート水平リサイクル
「Re VALUE+」スキーム
Re VALUE+製品の活用例
「Re VALUE+」のブルーシートが「海遊館」の特別企画で展示
2023年7月14日から、2024年1月15日まで海遊館で開催された特別企画『スマホをかざすと中がのぞける!?「BLUESEAT」』において、「Re VALUE+」により作られた当社製再生ブルーシートが使われました。
リニューアル工事中である、「グレート・バリア・リーフ」水槽の工事中壁面にブルーシートを張り、そこに描かれた生き物ARマーカーを読み取ると魚たちが泳ぎまわるバーチャル体験が味わえます。メディアにも紹介され、大変好評いただきました。
ターピー リバリュープラスシート #2500
「Re VALUE+」では、十分な品質を確保した上で、使用済みブルーシートから作られた再生原料を25%以上配合した「ターピー リバリュープラスシート #2500」を製品化しました。更に、エコマークの認定基準に適合しているとして、公益財団法人日本環境協会よりエコマークの認定を受けました。 住宅メーカーのライフデザイン・カバヤ株式会社と「ブルーシート水平リサイクルに関する協定書」を締結し、建築現場で使用した当社製ブルーシートを回収し、ブルーシートに製品化、再度ライフデザイン・カバヤが使用する循環システムを継続して行っております。将来的には2022年4月より施行された「プラスチック資源循環促進法」に則した製品開発を目指します。
環境に配慮した製品の開発
ターピー
●ターピー リバリュープラスシート #2500
2023年4月、使用済みブルーシートから作られた再生原料を25%以上配合した「ターピー リバリュープラスシート #2500」が公益財団法人日本環境協会よりエコマークの認定を受けました。
●ターピー エコフレンドシート#3000
再生原料60%以上使用、さらにポリエチレン単一素材でリサイクルが容易なエコマーク認定ブルーシートです。
「エコマークアワード2022」優秀賞受賞
「Re VALUE+」達成のため「ターピー エコフレンドシート#3000」を開発、旗艦製品としたことで受賞に至りました。引き続き環境配慮型ブルーシートの普及に努めます。
●水平リサイクルのための設備開発
プラスチック製品における水平リサイクルを可能としたGXライン。プロセスを研究開発するうえで、造粒しながら調質や改質を行う技術を確立しました。そしてより高品質なリサイクル原料を得るために、造粒前の洗浄装置の開発に取り組んでいます。従来設備に比べ大幅な洗浄力の向上と、汚水廃棄の大幅な削減を可能とします。
●バルチップ
鉄筋の代わりにバルチップを使用することで、CO2の排出量を78%も削減することが可能です。(製造と輸送時にかかるCO2排出量をISO14025に基づき計算)